素早く投げるコツ
ランナーが走った時の送球するまでの過程は、右足に体重をのせて、左足を踏み出すという一連の動きになりますね。
その為、素早く投げるには、この一連の流れを早くすることです。とは言え、いくら急いでも右足に体重をかけないと素早く投げることは出来ません。
そして、はじめに送球時間の短縮に出来ることは、座った時にあらかじめ左足をやや前に出しておくことです。(構え自体は通常と同じ)
2塁に投げるようなら、左の肩がセカンドに向いている体制をあらかじめ作っておくことで、一連の動作に入りやすくなるわけです。
また、ランナーが走ったことが分かった時点で、腰を少し浮かして前に出している左足に重心を移動をします。そして、ボールを捕球後すぐにその状態に移れる体勢に入れるようにすることが大切です。
したがって、ランナーがスタートを切ったことが視界に入ったら、素早く重心を前に移動することが素早く投げるコツになります。これが上手く出来るようになれば0.2秒くらいは時間短縮できるようになり、トータルで1.8秒くらいで投げられるようになれる筈です。
もちろん、これをやったからといって捕球がおろそかになるということはありません。ただ、ボールを捕球してから左足を前に踏み出すまでの基本動作は焦りは禁物なので、まずは、この素早く投げれるコツを覚えるためにも、初めは頭の中で「1」で右足に体重を乗せる、「2」で左足を踏み出すというように、数えながら投げるように練習をすると良いでしょう。
キャッチ後のスローを早くする極意とは!?